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2019年09月04日 の記事一覧

無言館

8月14日のこと
上田市にある戦没画学生慰霊美術館「無言館」を訪ねた。
こぶっちょにとっては地元の美術館でもあり、以前から行ってみたいと思っていた。
丁度山の会で奥飛騨ロープウエイに行った際、夜の宴席での話題で無言館が話題となって、
上田出身のこぶっちょに盛んに話を振ってきたが「行ったことは無い」とは言えずに少々きまずかった。
以前から行ってみたいという願望はあったので、ちょうどこの盆の時期に行ってきた。
「無言館」は最近では亡くなった樹木希林さんが訪れていたことでも話題になっています。

以下は館主の窪島誠一郎氏の挨拶文を引用
「あなたをしらない」

遠い見知らぬ異国(くに)で死んだ画学生よ
私はあなたを知らない

知っているのはあなたが遺(のこ)したたった1枚の絵だ

あなたの絵は朱い血の色にそまっているが
それは人の身体を流れる血ではなく

あなたが別れた祖国のあのふるさとの夕やけ色
あなたの胸をそめている父や母の愛の色だ

どうか恨まないでほしい

どうか咽(な)かないでほしい

愚かな私たちがあなたがあれほど私たちに告げたかった言葉に
今ようやく五十年も経ってたどりついたことを

どうか許してほしい
五十年を生きた私たちだれもが
これまで一度として
あなたの絵のせつない叫びに耳を傾けなかったことを

遠い見知らぬ異国で死んだ画学生よ
私はあなたを知らない
知っているのはあなたが遺したたった一枚の絵だ

その絵に刻まれたかけがえのないあなたの生命の時間だけだ


館内は撮影禁止となっています。
熱心な学生さん(かな?)は一枚一枚の絵に添えられている画学生の写真と絵に込められた画学生の想いをメモしいている様子が見受けられます。それとともにどこからかすすり泣く音も時折みみに入ります。

館内の様子はHPをご覧ください。
コンクリート打ちっぱなしの壁に絵が飾られていて照明は薄暗く落ち着いた雰囲気です。

HP→無言館



下の写真は館内で販売されている全作品が掲載されている本の表紙です。

無言館-1 


帯の裏側には次の言葉も書かれています。



 


あと五分、あと十分、この絵を描き続けていたい。


外では出征兵士を送る日の丸の小旗がふられていた。


生きて帰ってきたら必ずこの絵の続きを描くから・・・


安典はモデルをつとめてくれた恋人にそう言残して戦地に発った。


しかし案典は帰ってこられなかったーーー日高安典


無言館裏表紙 001-2



以上




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